おおっ!宮崎駿!?

umegasane2006-01-06

今日は国立博物館に行ってきました。目的は、中国・宋代の陶磁器を観察すること。「中国宋代における陶磁器の特色について」述べなきゃいけないレポートがあるので、一通りの勉強をすませた後実物を拝みに行ってきました。遠足気分でらんら〜ん。。
せっかく博物館に来てるんやから、他の展示も見なきゃ損! とりあえず東洋館を1階から順に見て回りました。インドとかの石を彫って作ったでっかい仏像?からはじまって、次はエジプトのミイラがお出迎え。こ、こんにちは。。。かなりコワイです。。で、イランとかシリアとかのめっちゃ鮮やかなターコイズブルーの壷の隣に、なんかどっかで見たことあるようなものが。。。
あー!ナウシカっ!!! 映画ナウシカにでてくる、青き衣の伝説の画、あれにそっくり。羽の生えた人の絵が、ちょうどナウシカの青き衣みたいなブルー地に描かれてるんです。巨神兵と青き衣の人を足して二で割ったような画。すごい。。宮崎駿はこれ見たんでしょうか。これはタイルに描かれた絵で、風化したり剥落したりかなりぼろぼろなんですが、それがまた一層なんかの伝説っぽくて、雰囲気があるんですよ。鉄器時代(紀元前デス)のものらしいですが、白い羽やそれを囲む太い輪郭線、バックの水色が鮮やかに残っていて、思わず見とれてしまいました。
この後、ちゃんと中国の陶磁器も見てきました。端正で玉(ぎょく)のようやね、宋の青磁は。綺麗やったけど、インパクトはこのタイルの方があるなあ。ということで、今日の一枚は、イランのタイル。お楽しみください。全然和風じゃないけど。(HPのタイトル変えようかな。。。)


タイルの解説:
「多彩釉タイル」 
推定イラン北西部出土 鉄器時代
神殿か王宮の壁面装飾に使われていたもの。イラン北西部のウルミア湖周辺で出土したと推定される。アケメネス朝の成立に先立つこの地方の美術は,マンナイ,エラム,メディア,スキュタイ,アッシリアなど様々な民族の様式が融合したものだが,未解明の点が多い。これらに描かれているのは,いずれも神あるいは宗教的な生物で,当時の宗教的観念を知るための,世界でも珍しい作品である。


(肝心の中国陶磁器についてのコメント? ノートに4ページ分書いてきたから、ここには載せずにおきます。ご了承ください。。。)