額を買う

自分が描いた絵を入れるための額を買いました。何年ぶりやろう、自分の絵のためにちゃんとした額を買うのは。
前に額を買ったのは、確か7年ぐらい前。技術も何もない、もう本当に稚拙な油絵なんだけど、強い思いを込めて描いたので、額を選んで入れました。おとといお店で額を探している時、ふとその絵と額とを思い出しました。青紫の日々草の花と、暗い背景。濃紺の額。あの時の深い感情をしまうために額は必要でした。
今、華やかな絵のために華やかな額を選ぶことは、しあわせなことです。でも、今の私の絵があの時の絵より技術があったとしても内容があるのかを自らに問うと、そうとは即答できない。いつでも、この問いに「はい」と答えられるような絵を描いていきたいと、新しい額に絵を入れながら思ったりしました。


それにしても額って難しい!!
以前京都の表具士さんに絵(私のじゃなくて)を額装してもらった時、すんごくすっきり入って、全体から「みやび〜」って雰囲気が出てて感動しましたが、やっぱりあれはすごいことなのね! 自分の絵+自分の選んだ額とじゃ、雲泥の差(涙)。もう額装全部センスのいい人に丸投げでお願いしたい気分です。