絵本読み

最近よく子供に絵本を読んでいます。今のところ「しろくまちゃんのほっとけーき」が彼のお気に入りのよう。私は子供の頃「ももたろう」とか「いなばのしろうさぎ」とかしか読んだキオクがないので、「しろくまちゃん」の原色の色使いやかわいい話の展開が新鮮で、私自身が絵本の新しい世界を楽しんでいます。


ちょっと前まで絵本をどうやって読んだらいいか分からなくて、尻込みしてました。「音読」ってものにいい思い出が無くて。。小学生の時、人前で声を出して教科書を読んだりするのが最悪に恥ずかしかったし、音読テープのあの話し言葉でもなくテレビのアナウンサーの話す言葉でもない独特のイントネーションが気持ち悪くて、あんな風に読め!って練習させられるのが本当に嫌で嫌で。。。音読にはすんごく苦手意識がありました。でも、ダンナが「しろくまちゃん」を息子に読み聞かせているのを聞いていると、なんだか穏やかでかわいらしくて自然な感じ。なにより、楽しそうに読んでるし。これなら私もできそう、って自分も一度読んでみたら、それからは自然に読めるようになりました。
今日、お義母ちゃんがうちに来て、同じ「しろくまちゃん」を子供に読み聞かせてくれてました。ダンナとはまたちょっと違う読み方が興味深い。。ほっとけーきが焼ける場面の「しゅっ ぺたん」とか「ぽいっ はいできあがり」のあたり、間の取り方がまろやか。「どろどろ」のところはなんだかおどろおどろしい感じ。ダンナは全体に緩やかでフワフワした感じに読みます。私は基本的にダンナの真似をしていますが、「しゅっ ぺたん」が速かったりして、ちょっと軽快です。こんなに読み方に差が出るなんて。面白い。絵本の楽しみ方が、またふくらみました。