北斎展リベンジ

umegasane2005-12-03

朝から北斎展に行ってきました。開館時間9時30分だったので、早めに行った方がいいかなと思って9時33分に行くと、既に大行列が! えええっ! 職員のおにいさんがかかげたプラカードには「40分待ち」と。えー。 しかしまあ、「たった」20分待っただけで入場できました。(昨日は10分だった。しまったかも。。)
会場の混雑ぶりは人のアタマとアタマの隙間から北斎の版画がちらちら見える程度。まだましか。富嶽三十六景の波の絵の辺りはさすがに人だかりができていて、容易に近づけない感じでした。でもこれを見たくて来たので、頑張って人だかりの中へ入り込みました。(注:ちゃんと列に並びました。)
間近で見た富嶽三十六景は、カラフル。想像していたよりずっと、色が鮮やか!でした。波の絵は、私が見たかったメトロポリタン所蔵の「最も状態の良い」ものではなくて、国立博物館所蔵のものでしたが、藍色、水色が綺麗やった。。。その右隣にあった、海の上に舟を浮かべて投網で漁をしている絵が、めちゃめちゃ青色が綺麗で感動! 線の美しさにも惚れ惚れしていまいました。ほんの限られた色しか使っていないのに、この美しさはなんなんだあって感じです。林の向こうに富士が垣間見える作品なんかも、青い空と緑の木の茂み、黒い木の幹のコントラストや配置のバランスが絶妙で、北斎さんってすごい、と思わずにはいられないです。そんな版画がずらっとシリーズで見られる北斎展、やっぱ来てよかった〜。
私たちが帰る頃、北斎展への入場待ちの行列はますますなが〜くなってました。90分待ちとか。。人気の美術展には会期のはじめ頃の朝早くに行かなきゃね。。。