千作さ〜ん!

umegasane2006-02-16

完全にミーハー状態ですが、昨日は茂山千作さんの狂言に行ってきました。
「枕物狂」という演目で、恋する百歳のおじいさんの話。乙女のように恥ずかしげに好きな娘さんの方をちらり、ちらり、と振り返り見る千作さんの仕草の、かわいいこと! 普通は翁の面を付けて演じる演目のようですが、今回は枕物狂の最終公演ということからか、直面(面を付けずに演じる)でした。品のあるかわいいらしさ、って言うんでしょうか。こういう役を演じている千作さんは本当に素敵です。いつまでも見ていたい。ってか、こういう千作さんに恋しちゃいそうです。
ミーハーついでに、サイン入り写真集を買ってしまいました。ジャニーズJrとかの写真集じゃないところが私らしいと、家族には笑われました。ええもん。千作さん好きやし!


この演目を演じるのはこれで最後、と決める心情ってどんなだろうと考えると、ちょっとしんみりしてしまいました。しかし、そんなしんみりを吹き飛ばすような、千之丞さんの「千切木」。茂山ファミリーが大勢出てきて、なんだかそれだけで賑やかなのに、太郎と太郎冠者以外みんな名前で呼ばれててなんだか可笑しいし。「千之丞はいけずで」なんてセリフが出てくると、え?ホントにいげずなん?みたいな不思議な笑いっていうかおかしさや親しみがわいて来て、一層茂山狂言のファンになりました。(向こうの狙い通りかも?)
色んな演目が見てみたいっていう欲が出てきました。よし、じゃんじゃん見るぞー!