東京の真ん中で

umegasane2006-05-11

別に植物園でもなく、庭園でも公園でもなく、人通りも結構ある場所に、これはその辺の原っぱに咲いてる花じゃないなと一目で分かるものが咲いています。去年も同じ場所で同じ花を見ました。その時から「この花なんなんだろう?」とめちゃめちゃ気になってたんですが、今年は写真を取って、素性を確かめようと頑張ってみました。
『フィールド版 日本の野生植物(草本)』(平凡社)で、双子葉類のページをひたすらめくりめくり、500ページ近く見ましたが、それらしいものが見当たらず。。いや、きっと載ってる筈!と、もう一度今度は単子葉類も含めて700ページ近くをペラペラめくっていくと、似た花はちょろちょろ見つかるのですが、どんぴしゃなのはやっぱり無くて。近縁種でもいいから探そうと、ページを絞ってじっと見ていると、花の色が違うけど、そっくりな植物を発見!
「トウゴクシソバタツナミ」という植物でした。東国にあるシソみたいな葉のタツナミソウ、って感じの意味でしょうか? 生息地は『やや湿った山地林内』。え?普通の平地なんですけど。。。
なんでこんな都会の真ん中にかわいい山野草が生えてるのかは全くよく分からないけど、とにかく来年も再来年も同じ場所でこの季節に花を咲かせて欲しいと願うばかりです。
それにしても、花の色が違うのはどうして? 変種??