スザニ〜

umegasane2007-01-31

ウズベキスタン旅行は、絶対スザニ買ったるっ!って心に決めて行きました。スザニって多分高いんだろうけど、高くてもめげへん、ジャパンマニーでがっちり買うたるでえ〜うへへ、ぐらいは強く思ってました。
スザニが市場に出る曜日は決まっているとガイドブックに載っていたので、その曜日に市場へ行こうと密かに意気込んでいたのですが、、現地でタクシーつかまえて運転手さんに市場の場所を伝えたら、「え!めっちゃ遠いよ!1時間かかるよ!やめときなってー」って即答されました。がーん。
でもおっちゃん、「スザニやったら近くの別の市場で買えるから、おっちゃんにまかせとけ!」ってあっちこっちの市場を回ってくれて、最後に市内で一番大きな市場へ。「ついてこい」って言うから市場のすんごい人込みの中、必死でおっちゃんの背中を追っかけていく。義妹は「ちょっとみんな!何でおっちゃんの後ついていけへんのっ?!」ってなことを叫びながら、全然別のおっちゃんの後を凄い形相で追っかけてるし。あはは。ウズベクのおっちゃんって、みんな同じ体型で似たような服着てるから、見分けが全然つきません。ちょっと目を離すとタクシーのおっちゃんと市場のおっちゃんがすぐ混ざり合ってしまう。おっちゃん見分けるの難しすぎ。。
スザニをみつけたおっちゃんは、「俺に任せろ!ねぎったる」って言ってた通り、かなり派手に値段交渉をしてくれました。おかげで、スザニを売ってるおばちゃんたちが大声で「そんなんあかんわ安すぎや(推定)」みたいなことを叫び、大声に反応した市場の周りの人たちが何やなんやって寄ってきて、あっという間におっちゃんとスザニ売りのおばちゃん、私たちの周りにすんごい人だかりができてました。通りすがりのおばちゃんが「あんた日本人?中国人?」とかばんばん聞いてくるし。関係ないやろ〜。スザニあるんやったら見せてよ!って心の中で叫んでも伝わるはずもなく。おっちゃん、スザニ選んで決めてしもてるし。「これとこれ、2枚セットで2000円!買う?買う!?」と迫られ、スザニ持たされ、おばちゃんに言葉全然通じないのにめっちゃセールストークされて。あの場で「はい、買います」以外の答えはないやろ。。。私の意志とはほとんど無関係に、スザニ2枚、お買い上げ。
お店のおばちゃんはすっごい喜んでくれて、「ほんまおおきに、ありがとねー(推定)」ってスザニ代のお金を握り締めた手にキスしながら私と強く握手。おっちゃんも「あーええ買いもんできたな。はっはっは(推定)」って感じでタクシー代金と市場の案内料を請求。
ウズベクの人の強さに圧倒されたな。。私に一切の選択権はなかった。。。
でも、後で見てみたらおっちゃんが選んでくれたスザニは大きくて綺麗で、確かにええもんでした。しかも安かった。市場の人だかりの中ではホント、どうしようかって途方にくれてましたけどね。