線めっちゃ細っ

umegasane2007-03-02

主に李氏朝鮮の陶磁器を見に東京国立博物館へ行ってきました。美術史のお勉強です。
朝鮮陶磁器は博物館の一番奥の部屋にあります。第1室から順に行くと、ベトナム陶磁器とかアフガニスタン織物とか色んな誘惑?が盛りだくさん〜。時間はあまりないけど、寄り道を妨げるものも無いので、あっちにふらふら、こっちにふらふら。。
特別展示のアフガニスタン織物は、以前クロアチアのマルコくんから貰ったカバンの織りと模様とか素材感とか雰囲気がよく似てた。落ち着いた色彩、限られた色、単純で大胆な織り模様。なんかしっくりくるんよね。。細かい織目よりざっくり毛羽立ってるような織目の方が好きだからなのかなんなのか。
今日の特別展示は他に、インドの細密画。アジア美術史でいずれベンキョーしなければいけない分野なので、また寄り道〜。と気軽に見てみましたが、これはすごいわ。細かい。私、結構器用で細かいこと得意よ〜などと思っているけれども、こりゃどうやったらこうなるの?って感じに細かいです。何より、線が細い!めっちゃ細い! 顕微鏡で見たくなる程細いです。しかもそれでいて線が美しい。絵は小さい(長辺が20センチ以内ぐらい)のですが、その小さな紙の中に描き込む描き込む。独特な味わい(所謂インド風)の人物画とか宗教的主題の絵なんですけど、そのどれも、人物が着てる服の模様とか草花とか、一体何で描いたの?って程細い線の描写が入ってます。色彩も鮮やかで綺麗。金彩も効いてて、日本画の絵具の色と似てるかも。こういう小さくて鮮やかな色彩の絵って、アジアで好まれるんですかねえ。日本の絵巻とかを連想しました。
肝心の朝鮮陶磁器のお勉強もちゃんとやりましたよ。閉館時間まできっちり居残って。早くレポート書かなきゃだけど、インド細密画の勉強を先にやっちゃおうかな。。(こうしてまたレポート書きを先延ばしにしてしまう。)