象さん鶴さんニワトリさん

umegasane2007-06-03

泉屋博古館分館に行ってきました。六本木デビュー!かと思いきや、ヒルズとは違う方向だったみたい。都会はよう分からへん。。。
博物館にはお茶道具が色々並んでいました。このうちの一個でもいい、あるいはがちゃん!って割っちゃった破片でもいいから欲しいねーとご一緒した方々と話しつつ、見事なお道具類を拝見。お茶道具と一緒に、添え状や箱、仕覆といった入れ物も展示されてました。道具もすごければ入れ物もかなりすんごいんやなあ、と溜息つきまくり。お道具は仕覆という布袋に包まれ、それが筒箱に入ってて、さらにそれを入れる中箱があり、またそれを入れる外箱があり。。外箱はさらに美しい布に包まれてたりして。最終的に中身(道具)の体積の10倍にはなってるんじゃないかなー? 仕覆の布はとても細かい織りで鮮やかな色。中箱にはお道具の説明書き?みたいなのが墨で美しく書かれ、外箱は漆塗りで蒔絵つき、とか。いいお道具はこれだけ大事にされてきたんやな、所有者に愛されてきたんやね、っていうのが伝わってきます。仕覆の布が綺麗で、かじりついて見てました。模様をメモったりして。
お道具ももちろん素敵やった。取っ手(耳)部分に象の顔を配した花入れや仁清の鶴の香合、鶏付きの丸香合なんかが可愛かった。仁清はあの青緑色がやっぱいいよな〜。文琳茶入もよかったなー。展示点数は多くないけど、充実感ありました。こういうの、毎日眺めたい。