同じだけど違う

umegasane2010-01-27

先週神田の古本屋さんで小さな絵本を見つけました。手のひらサイズで、厚紙をホッチキスでとめただけのような簡単な作り。何かのおまけに付いてました、という感じです。だけど色鮮やかで、絵が可愛らしく、小さいページにそれなりにしっかり物語もあって、内容はちゃんとした絵本。レジの横の小箱の中でビニール袋に包まれてお菓子のように売られてました。あまりのかわいらしさに、ついお持ち帰り。。
その後、ネットで同様の絵本がセットで売られていたので、買ってみました。
古本屋さんにあったのは30年ほど前に小学館が出したもの。ネットで見つけたのはフェリシモ出版がそれを復刻して最近出した絵本。たまたま同じものが入っていたので昔の絵本と最近の絵本を比べてみたら、おお、色が違う。昔のもの(下)の方がくっきりした色使い。最近のもの(上)の方がパステル調〜。なんて感じに見てると、それどころか、題名も違う。昔のは「やさしいゆうびんやさん」、復刻版は「カンガルーのゆうびんやさん」。ページをめくると、主人公の名前まで違う! 書かれてる言葉が全然違う。翻訳者が違うとはいえ、内容も若干変わってる。。これは、同じ絵本?! 
私の感覚としては、復刻版の方が日本語のリズムが自然な気がしますが、色は昔のもの方が好みです。子供が産まれて大きくなったら、二つ並べてどっちが好きかとか聞いてみたい。めっちゃ先の話ですが。