鳥まみれ

umegasane2005-12-02

随分日記に間があいてしまいました。。この間に扇面を描き上げたり、京都に行ったり和歌山を巡ったり、色々しておりました。暇ができたら間の日を後からぽつぽつ埋めようかな、と、オトナな日記の書き方を考えています。。えへ。
今日は国立博物館に「北斎展」を見に行こうとして、あまりに混んでいたのであきらめました。せっかく上野にいるので不忍池のほとりを歩いていると、池に水鳥が見えました。そういえば、もう冬。渡り鳥がやってきているんですね。鴨の茶色いのと黒いのと、白いアジサシみたいな鳥が池の一部に群れていたので、近寄って携帯で写真を撮ってみたりしていると、ぬっと見知らぬおじさんが手を差し出してきてびっくり。。その手には、食パンが! 「これあげるといいよ」とおじさんは有無を言わさず私に食パンを渡し、鳥にあげるように促しました。なんかよく分かんなかったけど、鳥に餌をやるのは好きなのでわあーっとあげちゃいました。んで、群れてる鳥を携帯で撮ったりして。私がなんか楽しそうに餌やってるのがおじさんの心をキャッチしてしまったみたいで、おじさんさらに私に食パンをくれるくれる。上着のポケットかどこかから次々に食パンのかけらを取り出しては「ほら、こんな風に手からも食べてくれるんだよ」「あの鳥はナントカ(忘れちゃった。おじさんごめん。)っていって、シベリアから来てね」とか色々教えてくれました。手に食パンを持って高く掲げると、白い鳥がホバリングしながら手から直接パンを持っていくのには、ちょっとびっくり。だって野鳥ですよ。こんなに人に慣れてていいのかって感じ。でもおじさんは「こんなに野鳥が慣れてて人の手から餌を食べてくれたりするのはここぐらいだからね、すごいよ不忍池は」と大層ご満悦な様子でした。日本野鳥の会歴40年と称する見知らぬおじさんと二人で鳥にまみれながら午後のひと時を過ごしてしまいました。
野鳥って、あんなことでええのかなあ。。かなり楽しかったけど。