根津を散歩

umegasane2006-05-26

仕事が大変で若干?目が回り気味です。気分転換に、夕方根津の辺りをぶらっと散歩しました。というか、日本画の画材を買ってからKINGYOとかいうギャラリーに行こうとして、道に迷っただけ、という見解もあるかもしれませんが。。
得応軒さんで今日も素敵な御主人達とお話して、白麻紙と絵具を買い、麻紙の紙筒をぶらぶらさせながらギャラリーKINGYOさん目指して歩いていくと、なんだか自分が今どこにいるのか、分からなくなりました。道に迷ったんじゃなくて、2階建ての古いお店、ちょっと古ぼけた木造のお家、道ばたに並ぶ鉢植えの木々や花々、道を渡る猫とかを見ていると、自分の田舎の街並を見てるんじゃないか、実家の近くを歩いているんじゃないか、と混乱してしまって。気が付くと東京とは思えないのどかでレトロな風景が続いていたんです。車の音も遠く、高層ビルも無く。小さな公園があって、お父さんと子供が金魚の水槽を掃除してて、おばあちゃんが買い物袋さげて立ち話してて。歩いている間、田舎に帰ってきているような、タイムスリップしたような感覚がつきまとって離れませんでした。
その感覚とは別に、本当に道にも迷いました。で、北も南も分からなくなってとりあえず歩き出したら次の角の向こうに目的のギャラリー発見。方向感覚がいいんだかなんなんだか。
帰り道、「芋甚」という甘味屋さんの前を通ると、買い物帰りの年配の親子がアイス最中を買ってました。なんだかうらやましくなって、私もアイス最中をひとつ。。最中をかじりながらぶらぶら歩き。とっても幸せな散歩方法ですね、コレ。最中もアイスもめっちゃおいしいし、街並みも歩いてる人たちもなんだかのどかで、ただもうのんびりと歩いてました。
谷中、根津、千駄木、いわゆる「谷根千」が愛される理由が、分かった気がします。