煎茶おいしーっ!

煎茶のお茶会に誘われたので、義妹とそのお友達(またクロアチアの人!)ティン君を連れて、目白庭園へ行ってきました。
立席じゃなくて、和室で正座してやる煎茶のお茶会は、実はこれが初めて。私自身、作法も何も分かりませーん。なのに、そこにさらに不思議なお連れが2人(茶道経験ゼロの義妹とクロアチア人)。。。若干不安を抱きつつ、まあでも要するに正座してお茶飲んでお菓子食べるだけよ!何も恐いことは起こらない!と自分に言い聞かせて、お茶会に乗り込んでしまいました。
行くと、既にお点前が始まってる席に通されて、なんだかよく分からないままお菓子が出されてお茶が出されて。。お茶を飲もうとしたら、隣のおばさまに「同じお盆で運んでこられたお茶は、みんな揃って飲むのよ。」と制止されました。おおう、早速やってもうた。煎茶は細長いお盆に5人分とかをのせて持ってきてくれます。順に1人分ずつ置いてくれるのですが、全員に行き渡ってから、一番始めにサーブされた人(上座の人)が「御一緒に」みたいな声をかけ、それから皆さんで飲むんだとか。知らんかったー。って、そういうこと教えてくれるのは席主さんでは?あれれ??
まあそれはとにかく、お茶を頂きました。
お・い・し・いーーー!!
めっちゃおいしかった。ほんのり冷たくて、でも味はしっかりしてて。濃い味なんだけど、まろやかで、甘味があるっていうか。。普段飲んでいるどんなお茶とも全く異なるお味でございました。2煎目はちょっと鋭い味になってましたけど、いやこれも美味。一緒に行った2人も、煎茶おいしかった、もっと飲みたかった、毎日飲みたい!って言ってました。私も同感。おちょこみたいな器じゃなくて、もっと大きいマグカップ一杯なみなみ〜で飲みたい。煎茶ってすごいなー。


って、私も義妹も煎茶の幸せを満喫している間、結構な試練にさらされていた人が1人。。ティン、だから足痛かったら正座じゃ無くていいって言ったのに。。。正座の痛みからか、お茶席で緊張しているせいか、彼は正座した足の上に、めっちゃ「ぐー」に握った拳を置いて、小刻みに震えていました。でも、「大丈夫?」って聞くと、「うん、だいじょうぶ。」って、長ーい睫毛たっぷりの瞳で微笑むのです。あーもう。。遠慮をし過ぎるクロアチア人ティンと、遠慮を知らない日本人の義妹。国民性ってなんなんだろうと思う今日このごろです。